春日賞争覇戦

レース情報

[GⅢ] 春日賞争覇戦展望

圧倒的な戦力を誇る近畿勢が牽引

S班コンビ古性、脇本の好連携に地元記念3連覇のかかる
三谷竜生の動向が見どころ。対抗は郡司率いる南関勢か。

奈良競輪開設74周年記念、春日賞争覇戦は2月8日に初日を迎える。S級S班の4名を筆頭にトップレーサーが集結。今年のスタートダッシュを決めるべく激しい戦いが繰り広げられるのは必至の4日間になる。

圧倒的な戦力を誇るのは地元地区の近畿勢。昨年のグランプリでも好連携を決めた古性優作脇本雄太のゴールデンコンビが揃って参戦。完成された攻めで展開不問の安定感を見せる古性は2度目のグランプリ制覇を達成して、誰もが認める競輪界のトップオブトップ。状態不安を一掃なら別格の機動力を誇るのは脇本。包囲網を力でねじ伏せる走りは圧巻のひと言。現在の競輪界をリードしている2人が強力にラインを牽引する。両者が連携となれば別線が割って入るのは至難の業だろう。気合が入る地元勢からは三谷竜生三谷将太中井太祐山本伸一らが登場。三谷竜生は地元記念3連覇の偉業がかかる。昨年は古性、脇本、三谷竜生がそれぞれ別線での戦いとなったが、三谷竜生が意地を見せて三谷将太とワンツーを決めた。今年も三谷兄弟が上位独占へ全力を尽くす。急成長している中釜章成の機動力も大きな戦力。昨年同様に近畿が大挙勝ち上がれば、どう連携してどう並ぶかにも注目が集まる。

近畿勢に対抗する1番手は郡司浩平が率いる南関勢。強烈なスピードを活かしてラインを引っ張るのは松井宏佑。近畿勢を封じて出切る事さえ叶えば、幾度となく連携している郡司が番手回りを活かして台頭へ。小原太樹が神奈川連携で固める。道場晃規も含めて結束力を見せるか。

関東ラインをまとめるのはS級S班に復帰した実績断然の平原康多。積極性が増してパワーアップしている佐々木悠葵を筆頭に吉田拓矢小林泰正山岸佳太と機動型は充実していて好連携を見せれば一気に浮上の場面も。目標に欠く事はなさそうな平原が貫録の立ち回りを見せて別線と対峙する。

北日本は、差し脚の切れ味なら渡部幸訓。同県の小松崎大地を目標に的確なコース取りを見せれば短い直線でも侮れない存在。実力者の佐藤友和が北日本で連携して行く。

中四国ラインを果敢に引っ張るのは町田太我。先手取りの意欲は屈指の存在なだけに短走路を味方に大駆けの可能性を秘める。追い込み寄りに戦法を変えて決め脚を活かしている隅田洋介が絶好展開も。一撃ある佐々木豪は後ろ回りの経験も増えて総合力上昇。阿竹智史も差し脚健在だ。
破壊力ある仕掛けが魅力なのは北津留翼。九州ラインの戦力は手薄ながら、脚をためて一発にかける。

ガンバレ!!奈良勢

概定番組表

概定番組表

出場予定選手

出場予定選手

発走予定及び発売締切時刻

発走予定及び発売締切時刻

バンク情報

33バンクの中でも直線が極端に短く、4コーナーを回ってすぐゴールと言った感じ。先行したラインに分があるので、追込み型は勝負所で前々の位置にいないと苦しくなる。
決まり手は「先行-マーク」、「捲り-マーク」と筋での決着が圧倒的に多く、自力型の活躍が目に付く。

テレビ中継等